説話社 My Calendar

My Calendar 大注目!アイコン My Calendar 大注目!

あなただけの
とっておきの占い師を
お教えします

ゆうたろう先生

芸能人からタロット占い師ゆうたろうの誕生まで

ゆうたろうさんの占い履歴を教えてください。

ゆうたろう
私の生まれは千葉県成田市です。成田山新勝寺の近くで、代々、お稲荷さんを護る家系だったそうです。母親も特に霊感が強く、その影響を受けて、僕も小さい頃から火の玉とか幽霊とかを数多く体験してきました。
「怖い」って感じはなかったですね。それよりも、「あれ、これ何だろう」という興味のほうが強かったです。
母は僕以上に不思議な力を持っているようで、忘れもしないのが小学生の時に「あなたの力はいったん弱まるけど、歳を超えたらもっと強くなるわ」って言われました。

周りからはどう見られていましたか?

ゆうたろう
僕が「ほら、こうなるだろ」って言うと友達が「何でそんなのがわかるんだよ!」と。僕はそれを素直に言いますから、向こうは反発します。言い争いから取っ組み合いにまでなるんです。うまく人づきあいができない子どもでした。
僕の故郷である成田は、お坊さんはもちろん、すごい力を持った霊媒師も多数いました。そういった方々に見てもらっていくなかで、「自分が感じたものをそのまま言ってはいけない」と教えてもらいました。

占い師にも見てもらいました?

ゆうたろう
はい、小林さんという有名な占い師に見てもらいました。後から知ったのですが、この小林さん、父方の叔母さんだったんです。とても驚きましたね。
小林さんに「易をやってみたら?」とアドバイスをいただいたのですが、算木(さんぼく)をやっている姿を見て、「これは難しいな」と。そうしたら、小林さんは札もやっていました。タロットカードというよりもオリジナルですね。黒い札にマークが入っていて、16枚ぐらいだったと思います。それがとても印象的でした。

書店をのぞいたらちょうど、タロットカードがついていた本が売っており、それを手にしたのが、タロット占いとの最初の出会いです。16歳〜17歳の時でした。
実際にタロット占いを始めてみると、自分の感覚ととても合っており、何より、タロットカードというフィルターを通すことで、友達や周りの人がメッセージを受け取りやすくなってくれました。「僕が言ったんじゃなくて、カードがこう言っているんだよ」というと、みんな、すんなりと聞いてくれるのです。「お、これは楽だな!」って(笑)。
そこから今に至るまでずっとタロットは続いています。芸人になっても楽屋の隅でこっそりとやっていました。自分を見ることよりも、他の芸人さんやスタッフ関係者の相談が多かったですね。

芸能界デビューはどのようにして?

ゆうたろう
もともとは音楽好きが高じての芸能界入りでした。音楽の勉強のためにアメリカ留学もしたことあります。ただ、結果としてはお笑い芸人としてデビューとなりました。歳の時です。
ゆうたろうとしてデビューしてから26年〜27年間は霊的なものとか、占い、スピリチュアルなものとは、あえて遠ざけてはいました。お笑いにとって、深刻に思われる占いは真逆のものです。自分のなかでも「これ(占い)を出したら芸人として生きていけないな」と思っていました。

それがなぜ「タロット占い師ゆうたろう」に?

ゆうたろう
一つには年齢です。石原裕次郎さんは52歳で亡くなられました。僕は今、50歳ですからあと2年です。果たして、52歳以降も石原裕次郎さんのモノマネをしてもいいのか。
それまで、「自分」というのはいらないと思っていました。それこそ、自分=石原裕次郎さんですから。
ただ、モノマネ芸人ではないゆうたろうならば、優しさや人を助けるといった面が出せる。そう思っているんです。自分が与えられる力はこれなんだと。

オリジナルカードはどのようにして生まれたのですか?

ゆうたろう
「ブレッシングカード(祝福のカード)」と呼んでいます。まずは悩んでいる人に明るく前向きになってほしいからです。

カードの意味としては否定的なものもありますが、すべてにおいて「ブレッシング=祝福」に向かっていってほしいのです。つらいことや悲しいこともあるかもしれませんが、人生において無駄なことは何一つありません。これは僕の信念であり実感です。すべてがつながっていくのです。
僕が考える「祝福」とはその場限りではありません。今、祝福を受けるのは過去の自分の行動と周囲からのサポートによってなのです。つまり、今ある幸せはつながってきたものなのです。
基本は各タロットカードのテーマを自分にとってわかりすいマークや漢字、記号で描いたものです。手が勝手に動いて、自然と出来上がりました。

ゆうたろうさんにとってタロット占いとは何ですか?

ゆうたろう
タロット占いとはマッピングだと思っています。カード全体で把握して、それを相談者に合わせてナビゲートする。そこには占い師の思い込みや一方的な決めつけをしてはいけません。それは歪んだプライドです。
占いは道標であり、こういった道もあるんだよ、と指し示すことです。占い師がその人の人生すべてを支配するようなおこがましいことをしてはいけません。私は占いははずれてもいいと思います。だって、人生ってそう簡単にわかるものじゃないですよ。
できるのは、道を探して提示すること。もちろん、おすすめやその道の先はどうなるかって話はします。でも、その道を選んで、歩くのは、あなたなんです。僕じゃない。だからこそ相手を敬う必要があるのです。僕はこれからも、悩み迷われた方が素直に話してくれるような人間でありたいと思っています。

ゆうたろう先生

ゆうたろう(マルチタレント)

成田山新勝寺で活躍した著名な易者を血族に持ち、その力を幼少の頃から発揮。見えすぎる力を制御するためにタロットに触れ始める。26年の芸能生活の中では数々の芸能人を占い、涙する芸能人多数。近年、自筆のオリジナルタロットデッキ『ブレッシングカード~祝福~』を作成。